SaaS型CMS「Webnode」の有料プランに加入してみた

2010年03月01日 22:28

無料でサイトを構築できるCMS+ホスティング16サービス一挙紹介でレビューしたSaaS型CMSのうち、本サイトで採用したチェコのSaaS型CMSである「Webnode」を使い続けて半年。良いサービスは支援しないと、と思って毎月2.95ドルの有料プランに加入しました。

転送容量が足りなくなった

NaverやGoogleのクロールが以外と多いため、毎月の帯域制限を18日で使い切ってしまい、月の後半はサイトを更新できなくなるという状態が数カ月続いていました。

参考:ログ型ツールで分かるロボット訪問頻度

Naverは、サイトのお問い合わせで相談したところ、私のサイトのクロール頻度を調整していただけました。Google(FeedBurner含む)のクロールは相変わらずです。Webnodeは、自分のサイトにWebnodeの広告を表示させるオプションをONにすれば(つまり広告強制表示の無料プラン)、更新を続けられるという選択肢が実はあったので、2月はそれで乗り切りました。

iPhoneにも対応していた

公式のアナウンスは無かったのですが、iPhoneでアクセスするとiPhone用のページが表示されることに最近気がつきました。管理画面もiPhone用ページが用意されていて、Wikiっぽい書式でテキストの書式設定も可能です。
バージョンアップ作業をすることなく、勝手に機能が追加されるのはSaaSのメリットの一つですね。

良いサービスはサポートしたい

何とか無料プランでも運用できそうですが、良いサービスは支援しないと、と思って毎月2.95ドルの有料プランに加入しました。年間で3千円ちょっとです。もっと上のプランでは、多言語対応もできるようです。Jimdoよりも少し安めの設定ですが、サイトの規模が増えるともっと上のプランが必要になります。

留意点

良いことばかりではないので、気をつけるべき点も書いておきます。

  • バージョン管理やワークフローが無いので、複数スタッフによるサイト管理には不向き
  • 情報が少ないのでテンプレートのカスタマイズは敷居が高い
  • AJAXを活用しているので、操作性が良い半面、サイトや管理画面が少し重い
  • 日本語情報が少ない
  • サービスの継続性:チェコのマイナーな企業によるサービスなので、大手ほどの安定は期待できないかも