GAのECコンバージョンタグを別ツールで再利用する方法

2016年01月04日 20:30

ECプラットフォームが自動生成するGoogleアナリティクス用のEC計測タグから注文情報を抽出して別のツールのタグを生成してみたのでメモ。

モノが買えるEコマースサイトの場合、注文完了というコンバージョンを計測するために、注文完了ページに各種のタグを追加するのが一般的です。

カラーミーのようなECプラットフォームにはGoogleアナリティクスとの連携機能がついていることが多く、商品名や金額を含むECタグを自動挿入できますが、それ以外のマイナーなツールの場合は注文データを動的に入れられないので、「売れた」という情報のみを取得して妥協することがあります。

そこで今回は、すでに存在するGA用のECタグを読み取って、他のタグで注文データを再利用する方法について紹介します。

既存のECタグ

カラーミーの場合、注文完了ページに以下のようなタグが自動出力されます。

code 45

タグを取得する

タグマネージャーでタイミングを遅延させて以下のようなコードを実行すると、GAのscriptタグ全体を取得できます。

code 46

整形・分解し、欲しいデータを抽出

余計なコメントや空白や改行をカットし、セミコロンで分解して配列に格納すれば、JavaScript文を一つづつ処理できるようになります。

code 47

正規表現を使ってaddItemの行を処理し、個別の注文データを抽出

code 48

この例では、Adobe Analytics用に s.products と s.purchaseID をセットしています。

出来上がったタグ

この結果、以下のタグを実行することができました!

code 49

同じように、他のツールへ注文データを渡すこともできます。