Kindle FireがiPadよりも優れている理由
7〜8インチのミニタブレットが人気のようです。Nexus 7が好調、AmazonはKindle Fire HDを発売。Appleも間もなくiPad Miniを発表するという噂です。
私の場合、Kindle Fireは動画端末として定着しました。
Kindle Fireでは日本語が入力できないので(ハックすれば別)、FacebookやTwitter、Evernote、Webブラウザは使っていません。アプリも数が少なくイマイチ、液晶も普通なので電子書籍を長時間読むのには向いていません。
ですが、Kindle FireはAmazonやHulu、Netflixなどの動画を見るための端末だと考えると、実はiPadよりも優れています。
動画再生にはKindle FireがiPadよりも優れている理由
- サイズが手頃:iPadは手元で動画を見るには大き過ぎる。7インチはベッドやソファで横になって見たり、PCの作業中に隣に並べるのにちょうど良いサイズ。
- 横長の比率が動画にフィット:iPadだと、ワイド化していない時のテレビのように、上下に黒い余白ができる(または左右を少しトリミング)。Kindle Fireならワイド画面なので映画にフィット。
- スピーカーがステレオ:iPadは実はスピーカーが一つしかないのでモノラル。Kindle Fireはステレオ(ただし短い方の側面に並んでいるので、左右というよりは上下になる)。
- Amazon、Hulu、Netflixに同時対応(iTunesストアには未対応):年間$79のAmazon Primeの会員になると、US国内送料と一部動画コンテンツが無料になります。Amazon動画はiTunes Storeよりも品揃えが悪いですが、Amazon Primeの既存会員なら無料なので、先にAmazonをチェックします。なお、2012年8月頭にAmazon動画のiOSアプリがリリースされ、iPadでも視聴できるようになりました。この動きは意外でしたが、Amazon Primeの利便性を優先したのかもしれません。
動画専用端末と考えても、200ドルなら安いもんです。KindleだけどKindleではないKindle Fire。NetflixやHulu、Amazon、TVネットワーク独自の配信アプリなど、動画のサービスが充実したUSならではの存在意義ですね(日本ではIP制限がかかっているので、残念ながら充実したUSの各種動画サービスを利用できません)。